地域エネルギー利用技術研究会は、地域で再生可能エネルギー源を有効利用するために必要な技術開発を目指して、地域の企業の参入を支援するために各種の技術シーズの紹介等を行なっております。
今回の講演会は太陽光エネルギーの農業分野への活用をテーマとしました。
農地を利用した太陽光発電技術であるソーラーシェアリングへの期待が高まっています。しかしながら農地に設置した太陽光パネルの陰による収穫量の減少や、ソーラーシェアリングで栽培可能な作物の品種が限られてしまう等の課題があります。
本講演では、講師に公立諏訪東京理科大学工学部教授の渡邊康之氏をお招きし、上記課題の解決に向け、農作物栽培に必要な太陽光を透過する有機薄膜太陽電池を用い、農作物栽培に悪影響を与えることなく太陽光発電を行う「ソーラーマッチング」という新たなコンセプトと、実証実験結果についてご講演いただくとともに、未来のスマート農業に関するコンセプトであるSDGsファームついてもご紹介いただきます。太陽光エネルギーの将来の農業分野での活用技術を知る上で大変参考になると思われます。多くの皆様のご参加をお待ちしております。「お申し込みフォーム」からお申し込みされる方で、Zoom聴講を希望される方は「その他の連絡事項」欄にZoom聴講と明記してください。