令和2年(2020年)10月、政府は「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、いわゆる2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」ことを宣言しました。
これまでに、「2050年二酸化炭素排出量実質ゼロ」に取り組むことを表明した地方公共団体は、208自治体(28都道府県、180市区町村)、域内人口で9,045万人(1月19日現在)にのぼっており、長野県も令和元年(2019年)12月に「気候非常事態」を宣言、「2050年二酸化炭素排出量実質ゼロ」の実現に向けて、「長野県脱炭素社会づくり条例」を制定し取り組んでいることはご存知のことと思います。
伊那テクノバレー地域センター・リサイクルシステム研究会では、伊那谷における資源循環を推進してきましたが、エネルギー分野に関しても、伊那谷の資源を活かした自然エネルギーの地産地消の推進を通じ、持続可能で災害に強い地域づくりを進めていきたいと考えており、その推進を図るためのセミナー(勉強会)の第一弾を企画いたしました。
今回のセミナーでは、県内外各地において自然エネルギーによる地産地消や地域づくりの取り組みを支援している信州大学の茅野恒秀様を講師にお招きし、その活動内容や当地域への展開についてお聞きします。また、長野県環境部ゼロカーボン推進室からは、国・県の方針や取り組みについて、地域資源の循環・再エネ活用を通じて地域課題を解決する実証実験に取り組んでいる企業からは、バイオガスの活用の事例紹介など、それぞれのお立場からお話をいただきます。
脱炭素やエネルギー問題、地域づくりにご関心のある多くの皆様のご参加をお待ちしております。