約100年の自動車の歴史の中で、今、自動車技術は、大きな変革の時を迎えています。 それは急速に進化したセンサー、AI、IOT技術などの自動車への適用によるものです。 自動車は自ら見て、考え、さらに外部と情報共有することが可能になりました。 しかしながら同時に、高度にコンピュータ化された自動車とドライバーとの関係性を再構築する必要が出てきました。 一方、我が国においては、高齢者の交通事故の問題はもはや慢性的な課題となっています。 また、若年層を中心としたクルマ離れによって日本の市場は縮小の一途であり、"運転する楽しさ"を再構築すること必要となっています。 これらの社会および産業界ニーズを受けて、2015年4月1日に産業技術総合研究所に自動車ヒューマンファクター研究センターを設立しました。
本講演では、自動運転や医工連携などの最新の取り組みを含めて、産総研の自動車ヒューマンファクター研究の取り組みをご紹介します。 皆様方多数のご参加をお待ちしています。