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2011.09.12

IGEM2011の様子をレポート

IGEM2011の様子をレポートです。

(1)全体の印象
IGEM2011の出品物は概ね以下のカテゴリーに分類できました。
① ソーラーパネル等新エネルギーに関する物、装置
② ガソリンではなく、電気等をエネルギーとして動く自動車、二輪車等
③ 木からではなく、バナナや他の植物等から作る紙、素材、建築材料
④ 屋根等に塗ったり、使ったりして断熱効果を高める塗料、瓦、壁等
⑤ LED等高効率の照明機器
⑥ 自らが保有する技術により、例えば町全体を循環型とする等のトータル的な提案
⑦ 水の再利用、水の効果的利用機器
⑧ その他
省エネ、環境というとやはりヨーロッパの関心度が高いためか、出展者はヨーロッパ系の企業が多く見られました。
出品物は省エネ材料、部品、製品等小さな物から大きなシステム提案まで様々です。

(2)日系大手企業
トヨタ自動車が今や世界を代表するハイブリッド車と言っても過言ではないPRIUSを展示したり、HITACHIはエコタウンのプラントをほとんどすべて提供できることをアピールしていました。
その他Panasonic、三菱電機、富士通、東芝等日本の大手企業が総じて出展していて、環境立国を標榜するマレーシアで開催されるIGEMが日系大手企業からも注目されている展示会であることを実感しました。
富士ゼロックスは特殊なトナーを使った一度印刷した紙を、ある機械に通すと、真っ白になり、再利用できるコピー機を出品。環境意識の高まりからペーパーレス化が進む中、コピー機メーカーも生き残りをかけた製品開発に取組んでいました。

(3)地元(マレーシア)企業
マレーシア企業も国産車PROTONのハイブリット車や断熱効果を持つ屋根塗料、瓦など出品していました。ただ、日系企業に比べると技術的にはまだまだといった様子でした。

(4)その他のアジア勢
日本企業が様々な切り口で出品していますが、それに負けず劣らず韓国、台湾等企業の出展も多く見られます。韓国、台湾企業はLED部品や照明、中国企業はソーラーパネルなどを出品。日本企業と似たような出品物で、違いが見えにくい状況でした。

(5)長野県代表
  今回の長野県からの出展者は以下の2者です。
  ①日本テクノ株式会社
出品物:モールドウォーター(磁力の力で赤水抑制や水中の滅菌効果が期待できる。)
  ②株式会社荻原製作所
出品物:小型高効率ポンプ及び燃料電池向け製品
2社のブースには途切れることなく来客があります。
特に日本テクノさんのモールドウォーターはマレーシアのあまり良くない水事情のためか、興味をもつ人が多く、また原理を結構聞かれます。同社はマレーシアに代理店があり、そこの従業員にも応対を手伝ってもらっています。今後の展開もある程度は見えているという印象でした。
荻原製作所さんには「現地代理店になりたい」等の話もありますが、燃料電池の部品といっても、まだ今一つ遠いビジネスの感じがあります。今後、今回の出展についてのフォローをどのような形で行い、ビジネスに結び付けていくのかが課題になりそうです。出展したからといって即ビジネスに結び付く訳ではないことは重々承知。とはいえ、手ごたえはあった様子。荻原製作所さんのお二人は一生懸命頑張っています。

  (財団法人長野県テクノ財団 海外展開戦略支援オフィス 若林謙一)

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