成果事例

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2012.05.09

平成23年度技術シーズ育成事業(特別枠)のご紹介(その3)

 長野県テクノ財団では、大学等の技術シーズや知的クラスター創成事業等の成果を、県内企業における新技術・新製品の事業化に繋げるため、産学連携、産産連携による研究開発グループに対して、開発支援(研究開発委託)を行っています。平成23年度は、初期(F/S)段階の研究開発に対して支援を行う「一般枠」(研究費200万円規模)が5件、早期製品化を目指す研究開発に対して支援を行う「特別枠」(研究費500万円規模)を4件、企業間連携による研究開発に対して支援を行う「産産連携枠」を1件採択し、現在、それぞれの研究会において研究開発が進められています。


【環境低負荷型排熱発電モジュールと高効率蓄電システムの実用化検証】(特別枠)
◆研究メンバー コトヒラ工業㈱(東御町)、日本サーモスタット㈱(東京都)、名古屋大学、
          熱電変換技術研究組合・東京理科大学

◆担当コーディネータ 瀬在 啓明(浅間テクノポリス地域センター)

◆研究開発概要
 国内で使用されているエネルギーはその70%以上が最終的に熱として棄てられており、排熱から直接電気を作り出し再利用できるようにする熱電変換技術は、実用化と普及が期待される次世代の省エネルギー技術の1つに位置づけられています。
 世界中で様々な熱電材料の研究が進められている中、当研究会においては、排熱対象分野が多い400℃~600℃の排熱に対応でき、毒性が無く資源量が豊富なマグネシウムシリサイドとマンガンシリサイドという2種類の材料を用いた熱電モジュールを開発しています。また作り出した電気を再利用可能なものとするため、昇圧回路やMPPT制御、蓄電制御を組み合わせた熱電変換電力利用装置の開発も並行して進めています。
 H23年度の開発で熱電モジュールと電力利用装置それぞれの試作品を完成させることができましたので、今後はそれらを組み合わせての実証試験を実施し、早期の実用化を目指していきます。
(写真は熱電モジュール試作品、熱電変換電力利用装置と組み合わせての試験風景)

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