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2013.07.16

いってみよう!きいてみよう!1-1

 ミクちゃんは小学生の女の子。先生と一緒に医療機器を使っている人たちの様子を勉強しています。

 

 

1-1胃瘻って何?

 

IMG_5770.JPGのサムネール画像

 

 

 

 

girl.bmp

 

これは何ですか?

 

                                                           

papa.bmp「胃瘻(いろう)」と言います。

口から十分な食事がとれない人やうまく飲み込めない人が、胃からお腹に器具を通して直接栄養を摂ります。

大人の人はもちろん、子どもにとっては脳や体が成長するためにとっても大切な方法です。胃瘻の件数はこちら.pdf

 

 

 

girl.bmp

 

じゃあ、もうひとつの口みたいですね。

 

 

 

 

 

 

そうだね。papa.bmp

でも、胃瘻から摂る栄養は私たちが食べているような食事をそのまま入れることができますか?

 

 

 

 

 

girl.bmp

できないと思います。それにこんなに細いチューブだから水みたいなものしか通らないのかな...。

 

 

 papa.bmp

胃瘻からとる栄養は,液体栄養剤・半固形栄養材・ミキサー食に分けられます。

 

 

 

 

girl.bmp

「えきたいえいようざい」は水みたいなものでしょ、「はんこけいえいようざい」って何ですか?

「ミキサーしょく」も、見たことないです。

 

 

 

 

「液体栄養剤」は牛乳みたいな状態の栄養剤。papa.bmp

「半固形栄養材」は、アイスクリームが少し溶けてシェイクみたいにとろっとなった状態の栄養材。

「ミキサー食」は普通の食事をミキサーでトロトロに細かくしたものです。

そうするとチューブから入れやすくなりますよね。

 

 

 

girl.bmp

そうか。口の中で噛んで細かくしないと胃も消化できなくてびっくりしちゃうし。そうすると、「液体栄養剤」の方がチューブに流しやすいし消化もいいと思います。

 

 

 

 papa.bmp

うん、確かに「液体栄養剤」は流しやすいんだけれども、消化する方向と反対に流れていってしまうこともあります。胃から食道へ逆流し吐いたり、気管に入って肺炎の原因になります。

胃から胃瘻の器具を通して漏れてしまうとその周りの皮膚がかぶれてしまいます。

また「胃」は「液体」を食べ物と判断しないので、消化のための蠕動運動(ぜんどううんどう)が起こらず、水分の多い状態でそのまま腸に流れていってしまうのです。

本来なら胃から少しずつ消化された食べ物が送りだされるのに、短い時間で栄養を吸収することで血の中の糖分が急激に増えて具合が悪くなったり、腸で水分が吸収しきれず下痢になる人が多いです。

 

 

 

girl.bmp

え~!せっかく栄養をとっても具合が悪くなったら、元気になりません。

 

 

 

 

そうだね。papa.bmp

人間の体は本来、食べ物をよく噛んで胃や腸でゆっくり消化して栄養を吸収するようにできています。よく噛むことで唾液がでて口の中も清潔になるし、唾液も食べ物を消化する働きがあります。そうやって消化しやすい状態で食道から胃に送られると、この通過する刺激で胃は消化を始める準備をします。

次に胃が食べ物を消化する蠕動運動(ぜんどううんどう)の刺激で消化管ホルモンが分泌され、他の消化器官・脳・心臓などに刺激を与え、ちょうどいいバランスで消化・吸収できます。

 

 

 

 

girl.bmp

すごい!人間の体ってうまくできていますね。

 

 

 

 papa.bmp

患者さんの状態にもよるけど、自然な消化吸収をするためには、胃瘻へ「半固形栄養材」やミキサー食を使う方が増えてきているそうです。

 

 

 

 

 

girl.bmp

トロトロしたものの方が自然な消化吸収で体のためになるんですね。でもチューブに流すことができますか?

 

papa.bmp

じゃあ、次は校外学習として胃瘻に詳しい人に「ミキサー食」のことを実際に聞きに行きましょう。

 

 

次回掲載予定は7月下旬です。

 

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