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2013.07.29

いってみよう!きいてみよう!1-2

 

1-2ミキサー食 ~粘度&消化酵素~

 

登場人物 ミクちゃん(小学生女の子)

     先生

     U-てらす 亀井さん(子どもの胃瘻に詳しい人)

 

 

<前回までのあらすじ>

口から十分な食事がとれない人やうまく飲み込めない人にとって「胃瘻」はとても大切な方法と知り、「ミキサー食」が有効だと聞いたミクちゃん。

校外学習として、子どもの胃瘻に詳しい人に「ミキサー食」の作り方を聞きにやってきた。

 

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papa.bmp

胃瘻を使っている人たちの実際の様子を教えてください。

「半固形栄養材」やミキサー食で栄養を摂っている割合が増えてきているようですね。

 

 

  

 

 

kamei.bmpはい。胃瘻をつけて順調な子たちには「ミキサー食」を摂る方法として「半固形食短時間摂取法」を推奨しています。

「半固形食短時間摂取法」とは、私たちが普通に食べる時に近い状態を胃瘻でも再現していきます。20分間で200mlが注入する目安です。これによって胃の蠕動運動(ぜんどううんどう)が始まります。

 

 

 

 

 girl.bmp

 

私たちも給食をそれくらいの時間で食べます。

 

 

 

 

 

kamei.bmpみんなで食べるとおいしく感じるよね。

単に「栄養を摂る」だけではなく、食べ物でお腹がいっぱいになる満足感と家族やみんなと同じものを食べる喜びを感じることが生きていく力を育てていくのです。

親も子も、家族のなかで育つ「子育て」という関係になっていくと心も体も元気になっていくと思います。

 

 

できる子は、口から直接食べる練習もして、口やあごの筋肉を使うようにしています。

でも疲れちゃったり、むせてしまい少ししか食べられないので、食べられなかった分は無理せず「ミキサー食」にして、胃瘻から注入します。

 

 

 

 girl.bmp

「ミキサー食」ってどうやって作るのですか?

 

 

 

 

kamei.bmp「ミキサー食」はおかゆやお味噌汁やおかずを一緒にミキサーにかけます。

この時大切なのが「粘度」です。逆流が起こらないよう、胃が蠕動運動をするよう、適度な「粘度」が必要です。「粘度」は粘り気のことで、粘りが強すぎても弱すぎても消化によくないので、理想は「20,000mPas」です

 

「にまんみりぱすかるびょう???」

 girl.bmp

 

 

 

 pancake.bmp

難しいよね。

だいたいホットケーキの生地くらいなんだけど、わかるかな?

 

 

 

 

 

 girl.bmp

う~ん、私が作ると固すぎで牛乳足して、今度はゆるすぎてなかなかふくらまなくて、うまくいきません...

 

 

 

 

kamei.bmp

そうなの!「ミキサー食」を初めてつくる人にもこれくらいってイメージで伝えるけど、人それぞれ違うので出来上がりもまちまちになってしまうのよね。

 

 

 

 

 

 

girl.bmp

「体温計」みたいに「粘度」を簡単に測れるものがあればいいと思います。

 

 

 

 

kamei.bmp

食物を噛んで飲みこめる固さくらいが大切だから、そういうものがあればみんな助かると思うわ。

 

 

 

 

 

girl.bmp

先生から胃瘻の話を聞いたとき、噛むときにも消化するものがでるって聞きました。

 

 

 papa.bmp

唾液からの消化酵素のことだね。

 

 

 

 

 girl.bmp

「ミキサー食」にはそういうのは入っていますか?

 

 

 

 

 kamei.bmp

ミキサー食はおうちで普通に食べているものをミキサーにかけているだけなの。だから消化酵素みたいのを混ぜてあげると、より消化しやすくなるかもね。

では、次は「ミキサー食」を胃瘻へ注入するお話をしましょう。

 

 

 

次回掲載は8月上旬です。

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