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浅テク・ハイテクセミナー

~新しいビジネスを探る"種探し"シリーズ~ 電気自動車の登場は、自動車産業を劇的に変えるか

レポート内容

  本日は、新しいビジネスの種を探る「種探しシリーズ」として、「電気自動車(EV)」をテーマに、株式会社パワーモーターシステム 代表取締役の田中 博一郎 様を招聘し、お話を聞く機会を得る事ができました。

 一言でいうと、20世紀は石油の時代という事になります。来たる21世紀は再生可能エネルギーを活用する時代と言えるでしょう。アメリカ合衆国・オバマ政権も「グリーン・ニューディール(A Green New Deal)」やスマートグリッド構想に注力しています。田中先生のお話は、このように世界の動きを具体的に示しながら現状と今後について認識するところから始まりました。

 今、エコカーと言うと「ハイブリッド車(HV)」を皆さん思い浮かべると思われます。HVは、電気モーターとガソリンエンジンの両動力を混成(ハイブリッド)させた物です。エンジンのみ、モーターのみ、そしてその併用により両動力の仕事量を調整する事で、全ての動力がガソリンシステムであった従前の車に比べ、燃費効率の向上が期待でき、環境負荷も低いと言えます。

田中先生は、この利点を活かすべく研究を重ねられ、バス等の大型車両のHV化にも尽力されてきました。このHVという機構は、自家用車に限らず様々な車両、建設機械等も適用でき、現在既にそういったモデルも出てきている事もご紹介頂きました。このように、あらゆる分野に展開できるHV、EVの市場は今後、どのようになっていくのでしょう。

 ある統計調査によると、今後10年でHV、EV等の市場は1000万台へと急拡大を見せると言われています。確かに、今まさにメーカー各社が次々と新モデルを発表、市場投入している最中であり、「排ガスゼロ、騒音も低レベルで燃費も期待できる。」と、 ガソリン車に対して「優位」な点は数知れないこのHV、EVを積極的にアピールしてきています。もちろん「不利」な点もありますが、ここが逆に言えば改善・改良の余地があり、各社の技術の見せ所、「種」の部分となるのではないでしょうか。

 田中先生のお話によれば、EV等の登場で新たに必要とされたり、重視される部品が登場するのですが、ガソリン車との違いから、開発競争にベンチャー企業も参入できるかもしれないとの事です。一例として、中国のEV関連部品企業の多彩さが紹介されました。
  そして、現在HVからEVへの橋渡しとして期待されているのが、「プラグインハイブリッド車(PHV)」です。前出のオバマ政権の意向か、早々にPHVもその姿を見せようとしています。田中先生はここに危惧を抱いておられ、日本も国家レベルでプロジェクトを推進しなければアメリカや中国の後塵を拝してしまう可能性を指摘されました。

 講演終了後に設けられた質疑応答の時間には、関心の高さからか、質問が多数寄せられ、充実した内容となりました。本当にEVの世界は「待ったなし」であるのだと、実感した次第です。

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