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浅テク・ハイテクセミナー

~新しいビジネスを探る"種探し"シリーズ~ 「日本の航空機産業の将来性について」

レポート内容

講師紹介

民間航空機株式会社 専務取締役 片山幸彦 様

  • 三菱重工入社以来、19年間航空機部門で営業・企画部門を担当。
  • 内8年間は小型ビジネス機の製造・販売を担当する米国子会社に勤務。
  • 3年間、防衛庁向けミサイル開発を担当した外は民間航空機の機体分野のみに従事。
  • その後、本社企画部門、海外部門を統括後、現職。

参加者 20名

取材記

 本日は新しいビジネスチャンスのヒントを得るための「種探しシリーズ」として、「日本の航空機産業の将来性」と題し、民間航空機株式会社 専務取締役の片山 幸彦 様にご講演を頂きました。片山様におかれましては海外出張なども多く、本当にお忙しい中をスケジューリング頂き、ありがとうございます。

 さて、本日主題の「航空機産業」ですが、大別すると民間機と軍用機、そしてもう一つ、ロケットや人工衛星等の宇宙機までをも含む「航空宇宙産業」の一角とされ、1903年にライト兄弟が行った初の有人動力飛行から100年を過ぎてなお、進化を続ける分野です。

 そんな進化は、航空関連技術の各分野の進歩が著しいからこそであると、片山先生は指摘されます。例として、構造素材は鋼材から新素材の採用が進み、昔ながらの機械加工とは違う製造過程を見せている現状や、経験を積んだパイロットでなければ難しかった、高々度の飛行技術をサポート、または代替できるだけのコンピューティングシステム等を挙げられました。

 しかしながら現在、民間機市場は僅か数社のみが存在する寡占状態です。これには、「航空機事業」が持つ特質が大きく影響しています。大人数を乗せて「空を飛ぶ」という特殊性から、高度な信頼性が担保されなければなりません。その開発環境を持ち、維持するという事は様々な労力を必要とし、その多くが淘汰されていった結果です。
 ただ、時代の流れが激しい昨今、今は多国籍のメーカーが参画する「国際共同開発」が主流となっているようです。

 日本はオールジャパン体制で事に臨み、国際的な評価も高い様です。そして今後、民間機市場は高度な技術を搭載する現行機による旧型機の置き換え等により、その市場規模を広げるであろう事を、先生は予測されます。
 しかし、日本勢のコスト高は否めず、また過去がそうであったように、いずれはこの分野も途上国の追い上げを受けると、先生は危機感も表しておられます。

 前述の航空機産業が持つ特質は、一朝一夕で構築できる物ではなく、いかに国際的に様々な評価が高い日本のメーカーでも、「全てを一貫した旅客機」への評価は無きに等しいのが、現実の様です。
 確かにこれから始めるのだから評価は無いかもしれない。 しかし、そんな環境にこれまでも挑み続けてきた日本人のDNAにとって、この世界はうってつけなのではないか、と語られる先生は、本当の将来を見据えておられるのだと感じた次第でした。

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